ファイナンシャルプランニング月間と弱気相場下で資産を築く戦略 

10月はファイナンシャルプランニング月間です。市場が下落を続けていることもあり、自分の財務状況を見直すには良い機会です。市場は2022年初頭から下落を続けていますが、本格的に弱気相場に突入したのは6月中旬になってからでした。弱気相場の平均期間は289日であり、近いうちに弱気相場から脱却するとの見方もありますが、金利引き上げからインフレの高騰まで、経済は多くの課題に悩まされ続けています。  

このようにボラティリティの高い時期には、多くの投資家は静観して嵐が過ぎ去るのを待つことを選びます。しかし、波乱の時代だからこそできる、投資を拡大するためのより積極的な戦略があります。  

高ボラティリティ局面がいつまで続くかを見極める 

投資家がまず初めにすべきことは、この高ボラティリティの局面が一時的なものなのか、それとも長期にわたって続くと予想されるものなのかを見極めることです。VIX指数(恐怖指数)を注視しましょう。VIX指数が20を超える数値が数日間続くようであれば、市場はボラティリティの高いハイリスク環境に入りつつあることを示しています。20を下回る数値であれば、環境はまだ安定していることを示しており、急激な変動が発生しないことがある程度確実視できます。  

債券投資に振り向ける 

ボラティリティの高い時期には、個人は国債などの債券投資に多くを振り向け、株式などのリスク資産には手を出さないのが得策です。景気後退の初期に好調だった企業のファンダメンタルズや収益は、今のところよく持ちこたえています。そのため、投資適格社債のデフォルトリスクは相対的に低い状態が続いています。堅調なファンダメンタルズ、高金利、割安な価格は、ボラティリティが落ち着けば、債券の魅力的なトータルリターンのシナリオを生み出します。  

流動性を保つ 

通常、債券はより安定しており、ポートフォリオのバランスを高めます。これは安定した資産運用を保つだけでなく、株式よりも伝統的に流動性の高い資産で資金を維持することにもつながります。 

個人的には、常にポートフォリオの5~10%を現金で保持し、新たな投資機会を逃さないようにしています。戦術的な投資機会のために現金に資金を振り向けることは、下げ相場で売却しなければならない事態を防ぐためのヘッジとしても有効です。  

取引のタイミングを計る 

重要な経済データ(消費者物価指数、連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計など)が発表される日や期間は、取引を控えるようにしましょう。市場は通常、このような日にはボラティリティが高くなりがちで、あらゆる方向に大きく動く可能性があります。  

経済や株式市場の方向性に直接影響を与えるイベントが、大抵は週に1つ以上あります。データがいつ発表されるかを把握するために、投資家は米国のMarketWatchなどの経済カレンダーを参考にし、さまざまなシナリオの下で市場がどのように反応するかを予想して自分なりの仮説を立てておく必要があります。また、取引を何日かに分散させることで、1回のタイミングの悪い取引で被る極端な損失を抑えることができます。 

おわりに 

私は今後数か月で市場が回復すると楽観視していますが、現在の弱気相場が原因で恐怖から投資資産を売り払ったり、投資を断念するようなことがあってはなりません。十分な情報に基づいた投資判断を行うために、適切な情報源を備えつつ、個人的な投資活動の歩みを続けながら経済的な安定を維持する方法は数多くあります。 

Previous
Previous

どのように起こったのか:英国金融危機